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事業案内

設備設計とは、設備設計は、建築物や構造物が適切に機能するために、「電気」「ガス」「給排水」「空調」「通信」「防災」など、あらゆるインフラ設備を計画・設計する専門領域です。

設計と一口に言っても、建築物に関わる設計には大きく分けて「意匠設計」「構造設計」「設備設計」の3種類があります。
意匠設計は、建築物の外観や内装デザインを担当し、建物の美しさやデザイン性を追求します。
構造設計は、建物の骨組みや耐震性を計算し、安全性を確保します。
そして、設備設計は、建築物の快適性、安全性、機能性、利便性、省エネルギー性を考慮しながら、
電気、ガス、水道、空調、通信などのインフラを設計することで、建築物に価値を加える役割を果たします。

設備設計は、居住者や利用者が日常生活を快適かつ安全に過ごせるよう、
エネルギー効率や環境への配慮を含めた最適なシステムを計画することが求められます。
また、法令遵守やコストパフォーマンスの観点も考慮し、全体のバランスを取ることが重要です。
近年ではIoT技術の導入やスマートビルディングの需要が高まっており、設備設計の分野は一層の発展と拡大を遂げています。

Electrical Systems Design

機械設備

人が健康で快適に過ごせるように、水やガス、空気に関する様々な法規制や設置基準などをもとに、建物内の環境を整備します。
省エネで良好な温湿度、清浄度、ふく射環境を実現するための「空調設備」、水廻りの快適性を実現する「衛生設備」などがあります。また、消火設備の設置なども含まれます。

給排水衛生設備 給水・給湯・排水・通気および衛生器具、消火、ガスなどの設備を指し、日常生活に欠かせない非常に重要な設備です。
蛇口をひれば清潔な水が出る、キッチンではガスを使って料理をし、1日の疲れをお風呂で癒す。快適な住環境を維持するためには、当然必要な設備となります。
設計者は収まりやメンテナンス性を考慮し適切に設計、管理することが求められます。
換気設備 密閉された室内では、人が呼吸することによって二酸化炭素や湿気が室内に留まります。
また、ハウスダストや花粉によって室内空気が汚染されるため、建物には換気設備が必要になります。
自然換気だけでは不十分な場合に、強制換気のための機械換気を設け強制的に空気の入れ替えを行い、常に新鮮な空気を取り込み、室内の空気を清潔に保つ必要があります。
空調設備 快適な室内環境を維持するためには、室温や湿度、空気の流れを制御する空調設備が欠かせません。
空調方式には、中央空調システム、個別空調システム、空気循環空調など、さまざまな方法があります。
中央空調システムは、大規模な建物で採用されることが多く、1つの機器で建物全体の空調を制御します。
これにより、全体的な温度や湿度を均一に保つことができ、管理が容易です。
一方、個別空調システムは、各部屋に独立した空調機を設置する方式で、小規模から中規模の建物に向いています。
このシステムでは、各部屋ごとに異なる温度設定が可能で、個別のニーズに対応しやすいという利点があります。

これらの空調設備を適切に設計・選定することで、快適な室内環境を維持するだけでなく、エネルギー効率やコスト面も考慮することが重要です。具体的には、イニシャルコスト(初期費用)とランニングコスト(運用費用)のバランスを見極める必要があります。例えば、エネルギー消費の少ない機器を選ぶことで、ランニングコストを抑えることが可能です。

また、空調設備の選定には、環境への配慮も重要です。
近年では、環境に優しい冷媒の使用や、エネルギー効率の高い機器の導入が進んでおり、これらを考慮することで、持続可能な建築設計が可能になります。

Electrical Systems Design

電気設備

建物内に電力を供給し、電気を利用するための設備は、現代の建築物において不可欠な要素です。
主な設備には、受変電設備、幹線設備、照明設備、コンセント設備、弱電設備が含まれます。これらの設備は、安全かつ効率的な電力供給を実現するために、適切に設計・計画されることが求められます。

さらに、これらの設備は建物全体の電気の流れを制御し、事故やトラブルを防止する役割も担っています。
このため、定期的な点検やメンテナンスが欠かせません。点検には、電力の安定供給を確保するための絶縁状態の確認や、過負荷の検出、接続部の緩みや劣化の有無などが含まれます。

また、電気設備は、情報通信設備やセキュリティ設備と密接に関連しており、これらの設備が適切に機能することで、快適で安全な生活環境が維持されます。
特に、近年の建築物では、エネルギー効率や環境への配慮も重視されており、電気設備の設計には、省エネルギー技術や再生可能エネルギーの導入も検討されています。

SCHEDULE

設備設計の流れ

  • 01ご相談

    建築計画について、概要や予算等ヒアリングを行います。どのような計画でも一度ご相談ください。

  • 02見積書の作成

    ご相談いただいた内容からお見積りを作成いたします。通常2営業日以内にご提出いたします。

  • 03設計契約

    設計料に合意後、設計契約を締結し、設計業務を開始させていただきます。
    契約前でも設備に関するご質問がございましたら、いつでもお尋ねください。

  • 04企画・構想・調査

    基本設計を行うための現地調査を行います。行政との初回協議を行い、議事録等の記録や、各種台帳図をご提示いたします。

  • 05基本設計・設備計画

    建築計画、相談内容に応じた設備システムをご提案いたします。用途に合わせた機器の設定や概算寸法等の資料を作成いたします。

  • 06打ち合わせ

    建築計画、相談内容に応じた設備システムをご提案いたします。用途に合わせた機器の設定や概算寸法等の資料を作成いたします。

  • 07実務設計

    基本設計にてまとめた構想を図面化し、機器のスペック、設備の納まり等を検証していきます。物件規模によっては3Dの検討も行っております。

  • 08審査期間対応

    審査機関との質疑応答を行います。5000m2を超える建物でも、当社で対応可能です。豊富な経験を活かしてスムーズに対応いたします。

  • 09成果品納品

    完成した図書、計算書、議事録等を提出いたします。
    こちらを元に施工会社にて見積もりを行います。図面の訂正はいつでもお受けしております。

  • 10着工

    工事着工後、施工会社に対して設計の趣旨や注意点等の説明を行います。こちらは設計業務の一環として対応させていただきます。

  • 11図面検討会

    着工後に必要であれば、図面検討会を行います。
    機械設備・電気設備の施工会社と共に綿密な打ち合わせを行います。

  • 12工事監理補助

    設計図書に基づいて工事監理を行います。
    施工図のチェック、納入仕様書の確認等を行い、施工会社と共に完成・引き渡しまで責任をもってご対応します。

設計実績

  • 商業施設・宿泊施設
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  • 集合住宅
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  • 事務所
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  • 公共施設
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  • 病院・福祉施設
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  • 工場
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